Libreofficeがクラッシュするようになりました

impressやcalcを操作していると、エラーダイアログ等なしにアプリケーションが終了するようになってしまいました。

impressでスライドのプロパティを表示させようとすると必ずクラッシュします。
以前作成したファイルを開こうとすると特定のファイルで必ずクラッシュします。
calcで文字のフォントを選択しようとしてフォントの一覧をスクロールさせているとクラッシュすることがあります。
その他、捜査を特定できていませんが時々クラッシュします。

  • LibreOfficeのバージョン:6.1.3.2(x64)
  • OS:Windows10

LibreOfficeの最新版が悪いかの?とも考え6.1.2をインストールしても症状変わらずでした。
Windowsの問題化もと考え、October 2018 Updateを導入しても症状変わらず。
Windows10のイベントビューワーでログをみると、dllでエラーが出ていました。

(エラーログ1)

障害が発生しているアプリケーション名: soffice.bin、バージョン: 6.1.3.2、タイム スタンプ: 0x5bd7c4a1
障害が発生しているモジュール名: AcLayers.DLL、バージョン: 10.0.17763.1、タイム スタンプ: 0x4b177673
例外コード: 0xc0000409
障害オフセット: 0x0000000000003937
障害が発生しているプロセス ID: 0x2598
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d4830fa3d9e8a3
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Program Files\LibreOffice\program\soffice.bin
障害が発生しているモジュール パス: C:\WINDOWS\SYSTEM32\AcLayers.DLL
レポート ID: 2d8b63ee-ab50-4d23-a769-f52ec0e29fe8
障害が発生しているパッケージの完全な名前: 
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: 

(エラーログ2)

障害が発生しているアプリケーション名: soffice.bin、バージョン: 6.1.3.2、タイム スタンプ: 0x5bd7c4a1
障害が発生しているモジュール名: ntdll.dll、バージョン: 10.0.17763.1、タイム スタンプ: 0xa369e897
例外コード: 0xc0000374
障害オフセット: 0x00000000000fb349
障害が発生しているプロセス ID: 0x2c70
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d4830cfe84208b
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Program Files\LibreOffice\program\soffice.bin
障害が発生しているモジュール パス: C:\WINDOWS\SYSTEM32\ntdll.dll
レポート ID: c234db0d-e5fe-4441-9913-1321327249a5
障害が発生しているパッケージの完全な名前: 
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: 

dllを修復するために、ネットで調べた次の方法、

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
sfc /scannow

を試してみましたが、

「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」

と表示されてしまいます。

Windowsのクリーンインストールからやり直すしかないでしょうか…

どうせ戻すなら、安定版の6.0.7ではどうですか?
6.1.xはクリーンアンインストールで。

私は仕事では安定な6.0.7を使っています。最新版は機能が新しい分バグが多いです。

アンインストールだけでは修復されない場合があります。ユーザープロファイルが壊れている場合です。
メーリングリストでも以前UPしましたが、ユーザープロファイルの破損時の修復方法について手順を記載しておきます。

— ユーザープロファイルの修復方法 —

<手順>(Windowsの場合)

  1. LibreOfficeのパスを確認。
  • 「ツール」>「オプション」>「LibreOffice」>「パス」で表示する。
    C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\LibreOffie\4\*** などと表示される。
    \4\」の所のリネームによってリセットを行うのでパスをよく確認。
  1. LibreOfficeを完全に終了する。
  • LibreOfficeを単に終了しただけでは、プロセスが裏で動いている可能性があるので、タスクマネージャーを起動して、LibreOfficeの全てのプロセスを一旦終了させる。
    タスクマネージャーの起動は、Ctrl+Alt+Delete などで行う。
  1. エクスプローラの隠しファイルを表示に変更
  • Windows7は、エクスプローラーの「ツール」>「フォルダーオプション」に隠しファイルの表示があるのでチェックする。
  • Windows10は、エクスプローラーの「表示」の 隠しファイル にチェック。
  1. 「1」で確認したフォルダーを下がり、「\4」のところの「4」のフォルダー名をリネームする。
  • (例) C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\LibreOffie\20180521\***
  1. LibreOfficeを起動する。

例外コード 0xc00004090xc0000374 で検索をしてみましたが、どちらもメモリ関係に問題が起こると出るようですね。

前者はウィルス対策ソフトによって起こることが多いそうです。
後者は不正なメモリ領域へのアクセスで起こるそうですが、LibreOfficeのメモリ管理がおかしければ他のマシンでも障害が起こるはずなので推測されるのはハードウェア障害(メモリまたはマザーボード)だと思います。

ということで

  1. ウィルスバスターなどのサードパーティ製ウィルス対策ソフトを使っているならアンインストールして、Microsoft純正のDefenderに切り替える

  2. memtest86+などメモリチェッカーを使ってメモリの不具合が無いか調べる

を試してみるのはいかがでしょうか。

みなさん、ありがとうございます。

  • ユーザプロファイルの修復
  • メモリテスト→エラーなし
  • 6.0.7のインストール

で解消せず、Windowsのクリーンインストールをにより解消しました。
アドバイスありがとうございました。