windows7でLibreOffice Impress (ver.4.3 最新)を使用しています。
文字のフォント効果にてアウトラインや影を使用し保存した後に、再び開くと編集した部分が反映されておらず、全て標準の文字に戻ってしまいます。
保存形式はパワーポイント(pptx)です。
pptxの保存型式は問題だと考えています。pptの保存型式を使用して、テストしました。影が残っています。
ODSの保存型式は一番いいだと思っています。
調べてみました。
結論から書くと、ROSt52さんのおっしゃるとおりpptxではなくodp形式で保存して下さい。
アウトラインや影の機能はLibreOfficeの機能で、PowerPointには無い機能です。
そして、pptx形式(やODF以外のファイル形式)のファイル読み込み・書き出しは、それぞれのソフトに合わせて変換して読み込み・書き出しをします。
今回のケースでは、アウトラインや影を使った部分はpptxではワードアートに変換されます。(PowerPoint 2010で確認)
この変換が相互にうまくできれば問題はないのですが、変換という形を取る都合上、情報が欠落してしまうのは仕方がないことだと思います。
もっとも、pptでは影の部分のみですが相互に変換できていますし、pptxについてはバグ報告が出ているので将来的には改善されるとは思いますが、今すぐ改善というと少し難しい気がします。
- Bug 36229 – FORMATTING: PPTX import doesn’t preserve text effects: https://www.libreoffice.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=36229
- Bug 86481 – LibreOffice Impress 4.3.4.1 conversion from ODF to Microsoft PPTX format: https://www.libreoffice.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=86481
ということで現状の解決方法をまとめると
- LibreOfficeで作成したら保存はodp形式を使う
- 閲覧できる形で渡す場合はPDFに出力して渡す
- pptxやpptで渡す必要がある場合は、影やアウトラインを使わない形で作る
- 渡すときに「コピーを保存」を使ってpptxに変換し原本は残す
- 不安がある場合はPowerPoint Viwerを使って確認する
の手段を取るしかないように思います。