ページへのアンカーが 7.1.0.1からできなくなった

Writer に図を貼り付けるとき、アンカーを指定できます。バージョン7.0.6.2 まではアンカーのメニューに ページ があったのですが、バージョン 7.1.0.1 からはなくなっています。Windows 版で試しています。
これは仕様変更でしょうか。

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情報ありがとうございます。
なるほど、仕様変更なのですね。
ただ、そうなると、代替の手段を考えないと。
Mcrosoft Word だと、図を固定的に配置するやり方があるのですが、Writer ではその代替機能はあるのでしょうか。

「ページへ」アンカーの機能自体は残っていて、使えなくなったわけではないので、直ちに代替手段が必要な状況ではないと思います。仕様変更はあくまでメニュー表示に並べるかどうかということだけです。

また、回答に追記しましたが、文書ブロック(段落など)と紐付いてのページ移動を許容できるなら、「段落へ」アンカーでもページ内配置を固定することは出来そうです。

ダイアログで作り込みましょう、ってところでしょうか。

なるほど。少なくとも7.2.2や7.1.7で再現しています。
コンテキストメニューなどのアンカー項目から「ページへ」はなくなってますね。

結論から言うと、仕様変更されたようです。
ただし今のところなくなったのはメニュー(コンテキストメニューやツールバー)だけで、機能自体は残っています。
画像や図、枠などについては「プロパティ」メニューで表示されるダイアログで、シェイプについては「位置とサイズ」ダイアログで、それぞれ指定可能です(従来よりかなり面倒ですが…)。


ここしばらくWriterで図を貼る使い方をしていなかったので、ご質問を拝見してギョッとしました。
不得手ながら試しにBugzillaをあたってみたところ、ビンゴでした。

  • Bug 140702 - Removal of “To page” anchor context menu entries for frames, images, OLE objects
  • Bug 135836 - UI: Discourage usage of the to page anchor by hiding it from toolbar/context menu

どうやら「ページへ」アンカーについてはかなり昔から賛否の議論があり、多くの開発者が「非推奨」の考えだったようです。昨年8月にUIでの提示を抑制する提案が上がり、同9月に改修の手が入ったようですが、今年6月に至るまで反発の声が上がるなど丁々発止のやりとりが繰り広げられています。

議論の詳細はBugzillaをご覧いただくとして(私自身追いきれてませんw)、現時点では改修支持が場の結論となっており、戻すことにはならなさそうです。
今のところ削除されたのはメニュー項目だけですが、もしかすると機能自体についても今後議論されることがあるのかも知れません(ODFの仕様にも関わりそうなのでそうそうすぐに無くなることはないんじゃないかと思いますが…)。

私も「ページへ」アンカーは愛用してた身なので、この改修はかなり残念です。段落や文字へのアンカーだとページレイアウトが維持できないんですよね…原点位置がページ中で動いちゃうので(余白とかも含めて)。
「段落のページへ」とかあるといいなぁ…なんて思うんですが、あの議論に首を突っ込む馬力はないな(苦笑)。

「段落のページへ」なんてなくとも、「段落へ」(メニューでは現状「段落に」と表示されてて訳が揺れてますが…)で対応可能なことに気が付きました(苦笑)。ダイアログの「位置」セクションで「基準」を「ページ全体」に選ぶことで、ページ内配置を固定することが出来ます。アンカーを配置した段落の移動に伴うページの移動は起こりますが。
もっとも、ダイアログを表示するなら、「ページへ」アンカーも使えるわけですが。
アンカー機能はダイアログで設定を追い込むのが吉かも知れません。

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コミュニティーでの会話の中でその後、「自分が使う上は、メニュー(コンテキストメニューやツールバー含む)をカスタマイズする(「ツール」→「カスタマイズ」)ことで復活させられる」という話が出ました。「ページへ」アンカーの件を例に取り上げてカスタマイズの方法を紹介する動画も公開されました。もしかすると参考になるかも知れません。

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