遅過ぎるLibreOfficeの起動

MS Officeで作成したファイルをWriterやCalcで開くのに1分以上かかります。どうしてこんなに遅いのでしょうか?

ご質問から察するに「LibreOfficeはMS Officeより遅い」と感じられているのかなと推察します。

試しに28MB約60ページの画像貼りまくりなMS Word .doc形式ファイルを手元の環境(WindowsタブレットPC Win8.1 2014年頃購入のかなり非力なマシンです)で開いてみたところ、MS Wordでは約3秒、LibreOfficeでは約16秒でした。確かにMS Wordの方がかなり早いように見受けられますが、LibreOfficeでもそれほど遅いとは感じられません。文書の規模を考えるとそこそこ妥当なところではないかと思いますし、そもそもの元文書がMS Word形式のものなので、LibreOfficeにとっては不利なのかも知れません。同じファイルをLibreOfficeでODF .odt形式に保存して開いてみたところ、MS Word,LibreOffice共に約10秒でした。いずれにせよ、1分は要していません。

MS Office始め様々な他ソフトと詳しく比較検証したことはありませんが、LibreOfficeは確かに決して軽快で速いソフトではないと思います。その点を最重視しては開発されていません。ですが私や私の周辺では、皆特別の不自由なく、LibreOfficeを利用しています。ソフトの規模に見合った程度の速度は実現されているものと思います。

ソフトの処理速度はPCのスペックやOS、扱うファイルの規模や内容によって大きく違ってきます。ご質問の内容では、遅さがLibreOfficeに起因するものなのかどうか、切り分けができません。

補足です。

LibreOfficeにはOS起動時にLibreOfficeの基本部分を予め起動しておく「クイック起動」という機能があり、オプション設定により利用の如何を選択することが出来ますが、私は使っていません。これを使っていればもう少し早くファイルを開けたのかもしれません(未確認)。MS Officeが同様のことをやっているのかどうかは確認していません。