「スタイルと書式設定」でデフォルトの書式を全削除したい

LibreOffice にはいつもお世話になっております。

私は、下記の条件を満たすために、
非常に低水準の書式のみを、特に Writer のファイルに対して、
設定したいと思います。

  1. MS Word互換性がある
  2. Google Docs の「文書」と互換性がある
  3. HTML 4.01 と互換性がある(ただし可能な限り CSS を用いてテンプレートを作っておく)

これが実現できれば、作った文書を、様々なメディアで、容易に再利用することができます。

そのためには、とりあえず、Writer にデフォルトで設定されている「スタイルと書式」の、
「段落」、「文字」、「枠」、「ページ」、「リスト」のそれぞれのスタイルを、全て削除した上で、
必要最低限の書式やスタイルだけを一から作りなおして、テンプレートとして使いたいと思います。

以上を実現する方法はあるでしょうか?(現在は、デフォルトのスタイルは、削除できないようになっています)あるとすれば、どのようにすればよいでしょうか?

よろしくお取りはからい願います。

視点を変えて、

http://www.vector.co.jp/soft/other/java/se502640.html

こういうツールを使うとか、では解決策にならないですよね。やっぱり。

おもしろいですね。Webブラウザの差異を吸収するリセットCSSのイメージでしょうか。

Writerの「スタイルと書式」からスタイルは削除できなかったので、保存したodtファイルのstyles.xmlを空ファイルにしてみたりしましたが、設定されていないスタイルについてはデフォルトの設定が割り当てられるので、すべてのスタイルを削除するのは不可能だと思います。

ということで、Writerでおっしゃられている事を実現するならば、各ソフトに近い設定に変更したテンプレートを作って、それぞれ切り替えて使う以外は無いような気がします。
この手法は、日本語環境改善拡張機能がやっていて、同梱しているWordのデフォルト状態に近いテンプレートを使ってWordっぽい環境を実現しています。

ドキュメントをワンソース・マルチユースで使う点から考えると、Writerから離れますがドキュメントコンバーターのpandocを使う手段も考えられます。

たとえばMarkdownで書いた原稿をodtとepubに変換したい場合、以下のようなコマンドでそれぞれの文書形式用の参照ファイルやCSSを設定して変換すると形式に応じた違和感の少ない文書として変換してくれます。

pandoc -t odt --reference-odt=リファレンス.odt -o 出力ファイル.odt 原稿.markdown
pandoc -t epub3 --epub-stylesheet=リファレンス.css -o 出力ファイル.epub 原稿.markdown

odtの場合、参照ファイルのスタイルをきちんと作りこんでおけば、改ページや図版の位置を直す程度のほぼ手直しが必要ない状態で出力してくれるので、おそらく、おっしゃられているイメージはこちらに近いのではと思われます。