Writerでファイルを開くと「Missing hyphenation data Please install the hyphenation package for locale "ja"」というメッセージが出る

日本語に英語等の欧州言語が混じった文書を開くと,「Missing hyphenation data Please install the hyphenation package for locale “ja”」というメッセージがツールバーの下に出ます。LibreOfficeの6.xまでは出なかったのですが,7.0から出るようになってしまいました。

メッセージから分かるように,これはハイフネーションに関連するものです。書式スタイルの「体裁」のハイフネーション設定と連動しており,そのチェックを外すとこのメッセージは出なくなります。6.xまでは,この設定は(ハイフネーションが必要がない)日本語は無視していたのですが,7.0では日本語もハイフネーションの対象にされてしまったようです。

これを解消するには,ハイフネーションのチェックを外すか,日本語のハイフネーション辞書を入れることになりそうです。前者では日本語以外の言語でハイフネーションが出来なくなりますし,後者については辞書自体がありません。

今のところ,毎回文書を開く度にメッセージを消していますが,煩雑ですし,毎回同じものを見るのも愉快ではありません。これが出ないようにする方法をご教示いただけないでしょうか。
本件は外国のフォーラムで話題になっていますが,ハイフネーションがある言語の事例のようで,日本語には参考にならないようです。

試してみました。

日本語の文書に、段落スタイル「標準段落スタイル」を開いて、「体裁」タブのハイフネーションにある「自動」にチェックを入れてファイルを保存。そして開き直すと同じようにハイフネーションデータを要求するメッセージが出ました。

メッセージでソースコードを検索すると下の部分がひっかかったのですが、Hyphenatorがエラーになるか「言語無し」に設定されていなければハイフネーションを見るみたいです。

ちょっと乱暴な感じですね。中国語とかどうなんだろう?

原因ぽいところは分かったのですが、どうしたらいいか分からないので、ひとまずコメントだけで置いておきます。

nogajun様
コメントありがとうございました。

欧文混じりの日本語の場合の問題と認識していたのですが,日本語のテキストの問題なのですね。

日本語だけしか使わない人は,テンプレートの標準スタイルのハイフネーション設定を外しておけば問題は生じません。欧文混じりの場合はその手は使えないので,ご示唆いただいた言語無しの設定を使えば問題回避できそうです。実際,標準スタイルのアジア系言語フォント設定の言語を[なし]にすると,件のメッセージは出なくなりました。

とは言え,本来設定されているべきフォントの言語を設定しないということは,禁則処理がうまくいかない,文法チェックが出来ないなど別の問題が生じそうなので,あまりお勧めの方策にはなり得ませんね。

気長に根本的な解決を待ちます。

バグ報告しました

ソースコードを修正して日本語の場合、無視するようにはできたのですが、日本語以外にも中国語や韓国語でも同じ症状が出ることがわかったので、修正方法を思案中です。

上に書いたバグ報告ですが、「なんで日本語でハイフネーションを有効にする必要があるの?」というツッコミ入りました。「日本語と英語混在すると必要だよ」と書いたのですが、補足することがあればmanomiさんも書いていただけるとありがたいです

バグ報告ありがとうございます。報告のツッコミ拝見しました。技術用語が多く理解困難な点もありましたが,2021-07-18 04:00:59 UTCの書き込みを読む限りでは,問題は認識されたように感じます。近いバージョンで修正対象に入ることを期待したいところです。